双極性障害の理解を深めて治療しよう|うつ病との違い

患者本人への注意点

ハートと鍵

双極性障害と診断された場合に、患者本人はどのようなことに気をつければよいのでしょうか。病院にかからず、そのまま放置することはいけません。双極性障害がさらに進行したり、良くなったと思っても、再び悪化することがあります。うつ状態が重症化すれば、自殺願望も大きくなり大変危険といえるでしょう。専門の病院に行き、医師による治療を受けることは、患者本人はもちろん、家族や周囲の人にとっても大切なことなのです。医師から処方された適切な薬を飲むことで症状が良くなるでしょう。しかしさらに重要なことが、患者本人の生活をしっかり見直すことです。生活習慣をしっかりと見直し、病院に通い、薬を飲むことで、さらに高い治療効果が期待できるでしょう。ストレスになるようなことは避けることが大切です。仕事を休職したり退職したりして、できるだけ家でリラックスできるような生活を目指すことも有効です。双極性障害の程度によっては、入院するケースもあります。躁状態が激しい場合では、患者本人が怪我をしたり、周囲の人を怪我させてしまったり、さまざまなトラブルが発生する可能性があります。そうしたことを避ける意味でも、入院が必要になるのです。さらに、双極性障害では、患者本人が躁状態やうつ状態を認識することも大切です。生活のリズムが崩れると、躁状態になりやすくなるといいます。睡眠時間を充分にとって、生活習慣が乱れないようにすることが重要です。睡眠時間や、感情の波、日頃の行動などを日記に付けるなど、わかりやすい形で記録に残すこともおすすめします。可視化できれば、双極性障害の躁状態とうつ状態の波と、患者自身の生活リズムとの因果関係などが浮き彫りになる場合があります。患者本人が、双極性障害を理解し、症状の波をコントロールするようにできることを目指しましょう。さらに双極性障害の治療期間は、患者にもよりますが、現在では3ヶ月以上かけてしっかりと治療をした方が良いと考えられています。中でも症状が良くなり、治ってきた場合に特に注意が必要です。ゴールが見えてくることによって、焦ってしまったり、急に不安が押し寄せてきたりするのです。そのため、社会復帰に向けて、リハビリテーションを行いましょう。軽い運動をしたり、文章を読んだり書いたりすることが有効でしょう。医師や、病院、専門スタッフなどと相談しながらプログラムを考え、実行しましょう。双極性障害など心の病気を治療する患者に向けて、行政からの援助精度も幾つもあります。住んでいる地域によっても異なるので、確認してみましょう。経済的な理由で治療ができないとあきらめないで、必ず専門期間に相談してみることが大切です。