双極性障害の理解を深めて治療しよう|うつ病との違い

うつと躁の症状とは

カウンセリング

双極性障害の症状を詳しくみていきましょう。まず、双極性障害の躁状態のときには、軽度の場合があります。通常の躁状態では、眠らなくても平気でハイテンションで、さまざまな活動ができます。普段から性格として明るいテンションの高い人は別ですが、そういう性格でもないのに、突然明らかに異常なテンションになる場合は、要注意といえるでしょう。また、集中力には欠けるため、いろいろなことに手を出しますが、最後まで長続きさせることは難しいでしょう。さらに、暴力的な面が出る場合があります。攻撃性が高くなり、人に喧嘩をふっかけて絡んだり、物を壊したりと迷惑行為を働く場合があるのです。誇大妄想に取り憑かれ、一日中興奮して話が止まらないといった症状が出るケースもあります。躁状態になると、職場や学校だけではなく、駅やショッピングセンターといった街の中でもお構いなしになります。そのため、状況によっては、さまざまなトラブルに巻き込まれたり、引き起こしたりする危険な場合があります。1週間以上続くこともあるので、体力的にもかなり消耗するはずです。場合によっては、周囲の協力を借りながら、患者一人だけ行動させることを制限した方が良いこともあるでしょう。さらに、双極性障害の症状では、軽躁状態という比較的躁が軽い状態があります。躁状態とは違い、大きなトラブルに発展するようなことは少ないでしょう。ハイテンションになったり、元気になりますが、普段よりも少し過剰かなといった程度で、本人も周囲も違和感を感じることが少ないかもしれません。なぜなら、双極性障害でない普通の人も、気分が良い日にはいつもより明るく元気といったことは珍しくないからです。程度の問題なので、気がつきにくいのです。軽躁状態は4日以上続くといわれており、躁状態よりも期間が短い場合が多いのも、気がつきにくい理由の1つといえるでしょう。双極性障害の症状には、躁状態、軽躁状態の後には、うつ状態もやってきます。うつ状態は、うつ病の症状に見られるようなさまざまな不調が続きます。人によってもどれくらい続くのかは異なります。何に対してもやる気が出ない、辛くて苦しい症状が続くのです。さらに、過剰に睡眠をとったり、食事の量も増える人が多いようです。また、幻聴や妄想に取り憑かれてしまう場合もあり、深刻です。